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片想い拗らせまくってます。
heart21 投稿 - 2018/12/17 更新 - 2019/01/25 4 Comments 692 Views
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tk77tamayama3
夜風が肌を刺し出す頃
この時間ももう終わるみたい
君はご機嫌で 鼻歌歌って隣を歩く
秒針が進むごとに 世界は闇を深めていくよ

たまに来る静寂さえも愛おしくて
一生このままでいてもいいから
宝石のような想いをポケットで固くにぎりしめて
君を横目に僕は歩く ほろ苦く微笑みながら


月明かりが肌を透かす頃
もうタイムリミットみたい
君は楽しげに スキップして前を行く
一歩進むごとに 僕も闇を深めてしまうよ

君との喧騒が何故か恋しくて
ずっとここで立ち止まっていたい
ポケットから出した手は風を哀しく撫でて
月が眩しくて目を伏せる 今日はきれいな満月みたいだ


ずっとこのままじゃ嫌だけど
ずっとこのままでもいいから
君だけの僕を 僕だけの君に


風に靡いた長い黒髪
闇夜に溶けて
シャンプーの甘い香りが鼻をくすぐる
振り向く君と月がきれい
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4 Comments

tamayama3tamayama3
2018/12/19
「君」がご機嫌で楽しげな理由が「僕」ではないから
「僕」は闇を深めてしまうのか。
いろんな背景が想像できて奥行のある詞だなー。
シャンプーの香りが漂いそうな余韻もあり、大好きです。
heart21heart21
2018/12/19
tamayama3さん
嬉しいコメントありがとうございます。
行間を読む、と言いますか。解釈がびっくりするレベルでドンピシャで驚きです。伝わってよかったです…

manamomanamo
2018/12/26
玉山さんのコメントで納得しました。
そういうことか〜
だからほろ苦く微笑むのね!
宝石のような想いをポケットポケットでにぎりしめるって、素敵な表現ですね〜
heart21heart21
2018/12/27
まなもさんコメントありがとうございます。
その宝石は好きな人に見せはしないで、ポケットの中にし舞い込んでしまうのです。
見せられないから、そんな自分が情けなくて固くにぎりしめてしまうのです。
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