自分の日常で感じることとかです

enndouzinnpei 投稿 - 2010/12/09 更新 - 2012/09/05 1 Comments 901 Views

自分を自ら蔑むこと
それが美徳と教えられ
瞼に残した思い出を
かじりながら息をしています

奇術師に憧れたものでした
右手にあったトランプが
左手にあるんですもの

けどね、赤い柘榴の実には
最初から青い種なんて無い
昨日の自分をハシゴに変えて
高い塔に登るなんて誰にも出来ない

太陽目指して歩くこと
それが誉れと口合わせ
長く退屈な河からは
緑の偽善が流れていきます

カラクリ師に憧れたものでした
右手の薄糸ひっぱれば
右手を挙げてくれるんですもの

けどね、白い紳士の口からは
異国の呪文しか出てこない
大きく黒いシルクハットから
昔の私がたくさん溢れてくるのだ

時に大きなそれは美しい花が咲いたが
枯れるのが怖くて私、火をつけました
これからもきっとそうすることでしょう

憂鬱の丘から
退屈な河から
軽蔑の杖から
御母の舟まで

時にそれは優しい光が私を包んだが
それも電灯なんじゃないかって、感じていました
これからも疑い続けることでしょう

マダラの房から
メダルの影から
ヒスイの闇から
マリアの園まで

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