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愛してる僕を覚えつづけているね
asakist 投稿 - 2018/12/07 更新 - 2018/12/22 1 Comments 200 Views
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tamayama3

帰らぬ小鳥を待つ鳥籠に
硝子の小鳥が生きている
誰にも見えない翼を梳いて
誰にも聞けない声で鳴く

ここにいるよ ねぇ
ぼくはいるよ
かちかち くちばし 重ねても

君の心は 窓の向こうの
戻らない声を探しているね
そんな小鳥は どこにもいない
いもしないぼくを探しつづけて いるね


長い長い時が流れ
鳥籠には錆が茂る
長い長い時の中を
君は未だ外を見てる

小鳥はとっくに死んでいるのに
硝子の小鳥はそこにいるのに


帰らぬ小鳥を待つ鳥籠で
硝子の小鳥が生きている
時間の埃を寄せない姿
時間の全てを置いてきた

ここにいるよ ねぇ
ぼくはいるよ
くうくう 鳴き声 教えても

君の心は 空の向こうの
朽ち果てた声を覚えているね
どんな小鳥も 他にはいない
愛してるぼくを覚えつづけて いるね
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1 Comments

tamayama3tamayama3
2018/12/22
文学作品のような美しさともの哀しさ。

「時間の埃を寄せない姿」しびれます。
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