あまいじかんとみるくでつくる、ふたり。 もうすぐ離れてしまうとしたって。
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Loading.パンの焼ける匂いが鼻をくすぐる
やさしい夕方６時
一緒に何か食べよう、と
淡い髪を揺らしたあなた
今ちらばるにじむゆれる
ひと粒ひと粒のふたりのじかん
マフラーの隙間に刺さる冬の風
それすらいとしいなんて思えるよね
ちっぽけな手でぎゅっと掴んだ
少し前を歩く黒のコート
「恥ずかしいから」とそっとそむけた
やわらかい長いまつげも
シャンプーの白い匂いあかりを灯す
さみしげな夜の１０時
もう帰らなくちゃ、と
自転車のベル鳴らしたあなた
今こぼれるすくいあげる
ひと雫ひと雫ふたりのゆめ
ポケットの間にうずく幼い熱
それだけで切ないなんてうそだよね
ちっぽけな手でそっと包んだ
少し前に触れたふたりの音
「すぐ会えるから」とぎゅっとよりそう
やわらかい茶色の髪も
いつもコートにしまわれている
大きくてあたたかい手のひら
突然立ち止まり溢れたおもいに
やさしくやさしく流れてくる
あなたの温度
ちっぽけな手でぎゅっと掴んだ
すぐとなりにある淡いしあわせ
「どうしてだろう」とそっとぬぐった
やわらかい白い雫も
やさしい夕方６時
一緒に何か食べよう、と
淡い髪を揺らしたあなた
今ちらばるにじむゆれる
ひと粒ひと粒のふたりのじかん
マフラーの隙間に刺さる冬の風
それすらいとしいなんて思えるよね
ちっぽけな手でぎゅっと掴んだ
少し前を歩く黒のコート
「恥ずかしいから」とそっとそむけた
やわらかい長いまつげも
シャンプーの白い匂いあかりを灯す
さみしげな夜の１０時
もう帰らなくちゃ、と
自転車のベル鳴らしたあなた
今こぼれるすくいあげる
ひと雫ひと雫ふたりのゆめ
ポケットの間にうずく幼い熱
それだけで切ないなんてうそだよね
ちっぽけな手でそっと包んだ
少し前に触れたふたりの音
「すぐ会えるから」とぎゅっとよりそう
やわらかい茶色の髪も
いつもコートにしまわれている
大きくてあたたかい手のひら
突然立ち止まり溢れたおもいに
やさしくやさしく流れてくる
あなたの温度
ちっぽけな手でぎゅっと掴んだ
すぐとなりにある淡いしあわせ
「どうしてだろう」とそっとぬぐった
やわらかい白い雫も
2 Comments
2010/12/06
「パンの焼ける匂いが鼻をくすぐる
やさしい夕方６時」
「今ちらばるにじむゆれる
ひと粒ひと粒のふたりのじかん
マフラーの隙間に刺さる冬の風
それすらいとしいなんて思えるよね」
このフレーズ好きです。
一つの出来事の内容を繊細に描写しているところや
独特の言い回しが、とってもキュートで魅力的です。
情景を想像させるのが上手な詞だなぁ～って思ったりも（笑）
長々とすみません、次回作も期待してます。
失礼しました。
2010/12/06
この二人がこのまま続いてほしいなと応援したい気持ちになりました。