瞳と瞳を繋いだ 線の上
思考の汽笛 最終便
長い肩紐は あなたの証
共に居た 街灯が
散らす白は 天使のようで
それでいて 地獄のようで
黒く濁った 苦しい朝を
少し 笑った
探しても 探しても
足跡すら 逃げてしまった
上には光る 涙の礫
鋭い先は 何かを騙る
動揺する 列車の中 思うのは あなたばかり
叫んでも 叫んでも
白い綿が 呑み込んでった
空には明けぬ ねずみの重石
雪上 走る 箱の中
私は 逸る 雪の中
日は日を跨いで 夜を越す
技巧の手紙 信書便
惑う表情は 未練の証
共に居た あの部屋で
枯らす風は 剣のようで
それでいて 手楯のようで
寒さに気付く 窓辺の霜を
少し 笑った
払っても 払っても
憎しみすら 消えてしまった
胸には残る 想いの全て
際どい道 何か語った
高揚する 列車の中 夢にみた あなたばかり
積もっても 溶けてゆく
憂う空は 肩を持った
心に解けぬ 希望の灯し
雪上 走る 箱の中
私は 逸る 雪の中
あなたを思う 箱の中
声の届かぬ 雪の中
思考の汽笛 最終便
長い肩紐は あなたの証
共に居た 街灯が
散らす白は 天使のようで
それでいて 地獄のようで
黒く濁った 苦しい朝を
少し 笑った
探しても 探しても
足跡すら 逃げてしまった
上には光る 涙の礫
鋭い先は 何かを騙る
動揺する 列車の中 思うのは あなたばかり
叫んでも 叫んでも
白い綿が 呑み込んでった
空には明けぬ ねずみの重石
雪上 走る 箱の中
私は 逸る 雪の中
日は日を跨いで 夜を越す
技巧の手紙 信書便
惑う表情は 未練の証
共に居た あの部屋で
枯らす風は 剣のようで
それでいて 手楯のようで
寒さに気付く 窓辺の霜を
少し 笑った
払っても 払っても
憎しみすら 消えてしまった
胸には残る 想いの全て
際どい道 何か語った
高揚する 列車の中 夢にみた あなたばかり
積もっても 溶けてゆく
憂う空は 肩を持った
心に解けぬ 希望の灯し
雪上 走る 箱の中
私は 逸る 雪の中
あなたを思う 箱の中
声の届かぬ 雪の中
4 Comments
2018/10/22
苦しさに少し笑うという強情さのようなものも巧みな表現ですね。
2018/10/23
それでいて 地獄のようで
黒く濁った 苦しい朝を
少し 笑った
↑ここ、大好きです。
子供の頃、せっかく積もった雪がドロドロと濁りながらとける様子が
なんだか悲しかった事を思い出しました。
思考の列車を走らせる発想力はやはりさすがです。
2018/10/25
私も思考の列車は気に入っていたので、あえてサビではなく初めに印象を与えるAメロにもっていってみました。
少し笑ったというワンフレーズも、人によってどのような表情を想像するかが変わってくるので、独立させることによって想像の余地ができるかなーと思って作りました。
コメントありがとうございます!
2018/10/25
正確に雪の描写を読み取っていただけるとは...。
さすがです。
少し笑った の前の表現の意味がわかると、少し笑ったに含まれる意味の複雑さにわかってもらえると思うのですが、なかなか全ての人には伝わらず、歯痒く感じます(笑)
コメントありがとうございます!