致死量には満たぬ毒を 毎秒身体へ吸わされていた
毒だとも気付ける筈がない頃から
花一匁で「あの子が欲しい」 そんな幼声(おさなごえ)は幻で
最後の一人まで残されてしまう 子の叫びは痕になって
今は百合を集めたい
認めると私を奪われる
遺伝子にまで染み付いたこんな毒
遺伝子にまで刻みついたこんな痕
愛を持ってしても癒せやしないし
死に絶えたところで何にもならない
余りに手立てが無くって笑うことしか出来ないさ
毒だと気付いた頃には れっきとした中毒で
手立てが無くって笑うことしか出来ないし
「あの子が欲しい」 ハタチでやっと現実に
でも愛を持ってしても癒せやしないし
百合を敷き詰めて眠りたい
至る痛みが生物としての女だと訴える 何も宿す気など無いのに。
次へと受け継がれるのか、こんなものが 何が悲しくて
喜び勇んで子孫滅亡を図ります
もう百合を敷き詰めて眠るよ おやすみ。
毒だとも気付ける筈がない頃から
花一匁で「あの子が欲しい」 そんな幼声(おさなごえ)は幻で
最後の一人まで残されてしまう 子の叫びは痕になって
今は百合を集めたい
認めると私を奪われる
遺伝子にまで染み付いたこんな毒
遺伝子にまで刻みついたこんな痕
愛を持ってしても癒せやしないし
死に絶えたところで何にもならない
余りに手立てが無くって笑うことしか出来ないさ
毒だと気付いた頃には れっきとした中毒で
手立てが無くって笑うことしか出来ないし
「あの子が欲しい」 ハタチでやっと現実に
でも愛を持ってしても癒せやしないし
百合を敷き詰めて眠りたい
至る痛みが生物としての女だと訴える 何も宿す気など無いのに。
次へと受け継がれるのか、こんなものが 何が悲しくて
喜び勇んで子孫滅亡を図ります
もう百合を敷き詰めて眠るよ おやすみ。
5 Comments
2018/10/15
↑杉田水脈さんが読むと発狂するかもしれぬ内容ですが 笑
「百合」という言葉にここまで凄みをもたせるこじらせ感が
好きです。
前作もそうですが、退廃的な雰囲気が癖になりそうで
ぶっ刺さりました。
2018/10/15
ありがとうございました。
恐悦至極でございます。
2018/10/15
2018/10/15
再び、コメントありがとうございます。
ええ、思う存分発狂していただきましょう。笑
そんなの知ったこっちゃねぇよ、ってな具合です。
お気付きの通り、大いにこじらせております。
ですが、そのおかげで良い作品が書けていると自負しております故、それが凄みを持たせているのなら、余りに嬉しいです。
是非、癖になっていただくべく、これからもあなたにぶっ刺されば幸いです。
いえいえ、自分以外の作品を読め楽しかったです。
こちらこそ、ありがとうございます。
2018/10/15
再びのコメントありがとうございます。
あぁ、その表現も素敵です。グッときました。
解毒剤、在れば何てことないんですけどね。