作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

「最終回にはきっと二人は結ばれるよね」
君はいつもの丸い目でそう言って笑った

原作読んでて結末知ってる僕はそうかもと
濁して笑うけどあれはとても悲しいお話

誰かに決められてた気がした　終わりのある物語
コーヒーカップの中は空っぽで　天井の灯りを映してる

描けなかった物語は　ずっとキャンパスの方を見てる
どこかにあるはずの宝石を探すだけの僕は疲れてる
ハッピーエンドなんて　きっと待ってないけどさ
君みたいに笑えたらなんて　ちょっと思ったんだ


洗濯機の中干す気も起きない服が溜まってる
後で後悔するのにな分かってるはずなのにな

公園の池で羽根をバタバタ鴨がもがいてる
そんな風に生きるほど僕は馬鹿じゃないって何？

誰かが決めつけたパズルの　答えに座っているだけで
世界の全ては測れないけれど　知った気分で頷いた

描けなかった物語に　目を合わせずに通り過ぎていく
前だけ見てるからなんて言い訳でそそくさと僕は走っていく
届かない未来なんか　見えても見えなくてもいいよ
泣きたくなる夜は減った　紅茶を飲み干した


幸せな未来なんて　無くてもいいと思った
それよりも大事な　今を生きていたいと思った
泣きたい夜なんて　無い方がいいと思った
楽に生きれるなら　それが幸せだと思った



最終回見て驚いたのは変わっていた結末
あの悲しさがよかったのになんて非難の嵐

何も知らない君の「やっぱり！良い話だったね」
それはそれでいいのかもなんて思えた気がした

描けなかった物語は　どこかで動き始めている
正解がない世界の間違いはそう簡単に拾えるもんじゃない
ハッピーエンドだって　探せばあるのかなあ
君の笑う顔を真似てみた　紅茶を淹れてきた

君の笑い声を真似てみた　幸せだと思った

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