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なにかどこかはにかむような
asakist 投稿 - 2018/09/18 更新 - 2019/05/11 3 Comments 797 Views
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htmtamayama3
雨と落ちる梅雨のにおい
冷えた夏風
白ずむ街並み

なにか どこか はにかむような
紫陽花恋恋

通り過ぎる傘の景色
消えた脚音
聞こえる雨音

どうか どうか このひとときが
ずっと 続けばいいな

ゆらゆらと広がる 雲居に綻んで
緑に浮かんだ 藍の花びら
雫が打つたびに 優しくうなずいて
よつひら やつひら 夢にいざよう


まだやまないで もういかないで
お願い あと少しだけでいいから


時が駆ける急ぐ世界
退いた雨脚
差し込む陽光

なにか どこか かなしむような
紫陽花憐憐

やがて満ちる
人の息吹
透いた夕焼け
赤らむ街角

そうか そうか やすらぐときは
きっと 儚い想い

訪れた現実 遠のくあの薫り
夕陽に霞んだ 藍の花びら
涼風吹くたびに 静かに目を閉じて
よつひら やつひら 夢を愛しむ
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3 Comments

tamayama3tamayama3
2018/09/18
ほんのりした何かが香るような詩で大好きです。

紫陽花恋恋

はどのような音でしょう?
asakistasakist
2018/09/20
玉山さん
こんばんは、コメントありがとうございます。

音とはルビを聞かれているのか音階のことなのか分かりませんが、
あじさいれんれん で ドレファラソファソド です。
htmhtm
2019/05/11
とても素敵な詞ですね。
私の部屋にも小さな青い紫陽花が咲いています。
黄金色の夕日が一条差し込む今、まどろみながらこの歌詞を見ていると、いつの間にかgoodを押していました。
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