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utsusemi 投稿 - 2018/09/12 更新 - 2019/02/17 0 Comments 205 Views
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帰らぬ日々が明日を狭めた 背中に逆光を浴びせて
純粋無垢な少年だった それ故の罪も犯した
いつからだろうか色を無くしたのは 虚しさにもがき出したのは
光を思うたび闇と心中して 落とし物を明確にした

世界はまた遠く 僕を引き離していくのか
未来はより一層に 僕から笑顔を奪い去っていくのか


もはや依存と呼ぶに相応しい 天秤にかけない時は無く
大人の姿を怯える内に 大人からはぐれただけ
夢に見るのが当たり前になった 醒めれば動悸に絆されて
美しかったろうと今も卑下する 弱音に刃物を突き立てた

何を間違えた 引き返すにはもう遅すぎた
背負うしかないのか この重すぎる空白すらも

未来は死に絶え 何事もなく涙を枯らし
幾度も諦める中 明日への期待 それだけ呪いのように


世界は けれど芽吹く 傷負う僕を肯定する限り
だから向き合うのだ 手を振れなくとも 例え奪われても

微笑みだけ添えて
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