そうよ 誰かの人生の
ほんの束の間さみしさを
埋める仕事をしています
口に出しては言えません
けれど卑下たりしてません
人と人とがいるかぎり
いつの時代もあるのです
名前とか 訊かないで
いくつとか 問わないで
あなたをやさしく包むから
あたしの目を見てくちづけて
みんな結婚していても
たとえ子どもがいようとも
ここへふらりと来るのです
どんな所に住んでても
堅い仕事をしていても
人はひとりに変わりなく
ふいにさみしくなるのです
いつからか 忘れたわ
いつまでか 知らないわ
あなたを愛しく思うから
あたしの頭を撫でていて
あすの朝には他人です
街で会っても知らぬ人
それがここでのルールです
やめて なんにもほしくない
ひと夜かぎりのことにして
1度だけならファンタジー
ここじゃ情けはタブーです
またなんて 言わないで
次なんて 決めないで
あなたを笑顔で送るから
あたしの背中を追わないで
名前とか 訊かないで
いくつとか 問わないで
あなたを笑顔で送るから
あたしの背中を追わないで
ほんの束の間さみしさを
埋める仕事をしています
口に出しては言えません
けれど卑下たりしてません
人と人とがいるかぎり
いつの時代もあるのです
名前とか 訊かないで
いくつとか 問わないで
あなたをやさしく包むから
あたしの目を見てくちづけて
みんな結婚していても
たとえ子どもがいようとも
ここへふらりと来るのです
どんな所に住んでても
堅い仕事をしていても
人はひとりに変わりなく
ふいにさみしくなるのです
いつからか 忘れたわ
いつまでか 知らないわ
あなたを愛しく思うから
あたしの頭を撫でていて
あすの朝には他人です
街で会っても知らぬ人
それがここでのルールです
やめて なんにもほしくない
ひと夜かぎりのことにして
1度だけならファンタジー
ここじゃ情けはタブーです
またなんて 言わないで
次なんて 決めないで
あなたを笑顔で送るから
あたしの背中を追わないで
名前とか 訊かないで
いくつとか 問わないで
あなたを笑顔で送るから
あたしの背中を追わないで
6 Comments
2018/09/08
内容的にはそんなに好みではないのですが、
読ませる内容で、すっかり引き込まれてしまいました。
2018/09/09
わかったような、わからないような…
2018/09/10
コメントをありがとうございました。
ブルースといわれて、確かに、と自分でも思いました。
2018/09/10
普通に暮らしていても「生業(なりわい)」は使わないですよね。
2018/09/12
腕をぐっとつかまれたように詩の世界に引きずり込まれました。
70年代あたりの邦画のざらついた映像が頭に浮かびました。
特に「あたしの頭を撫でていて」がツボです。
あと、ポリスの「ロクサーヌ」を思い出しました。
(↑こちらは娼婦に恋する男の話)
2018/09/13
玉山さんの自己紹介(一行コメント)にも詩の世界を感じました。
そして、ポリスの「ロクサーヌ」という曲を聴いてみたくなりました。
この詞には、好意をもっているお客さんにも“ダメだ”
と言い聞かせる女性の本心も隠れているので、
勝手にロクサーヌの女性版のようだと思ってしまいました、