「ドアの向こう側、ごきげんようって言ったっけ。女の子は泣いてたよ。可哀想だと思わなくもなかったけど。電話のベルが合図だった。それさえ鳴れば身軽になって、寝室へ飛び込んだ。中には怯えるママと女の子。さぁこっちへおいでと促す。まぁ来るわけないんだけれど、陽気な僕だから、手ぐすねは引かず駆け寄った。そこから先はね、楽しいなんてもんじゃない。どんなことも出来るんだ。可哀想だとかの気持ちは失くなってた。ナイフも武者震いをしてさ。もう何にも厭わなくなって、あちこちへ突き刺した。痛みに悶えるママと女の子。あぁこのために生まれてきた、そう感じずにいられなかった。全てが僕に因り、その寝室が宇宙だった。しばらくそれに浸り、レンガ造りの家を出た。サイレンは聴こえない。束の間の風になれた」
2 Comments
2018/09/08
でもちゃんと歌になってて、聴いててとても良かったです。
歌いたかったので、適当に口ずさんでみたみたいな感じの、そんなセンスの良さを感じました。
2018/09/10
ゆうべのシリアルキラーはかく語りき、の方が良かったですかね笑笑
とりあえず形にできて良かったです!
まさに、適当に口ずさみました!笑
ノリカさんみたいな即興センスが欲しいところですが、評価してもらえて嬉しいです!