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生きたいと思えるのは素敵なことです。
yanaserin7 投稿 - 2018/09/03 更新 - 2018/09/12 2 Comments 463 Views
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死にたいと何度願ったことだろう
自分に意味を見いだせず
何度首を絞めただろう

一人の部屋で漏れた嗚咽に
どこの誰が気付くのだろう
前を向くフリを続けてみても
どこが前なのかわからないのに

自己満足の自己否定を
いったい誰に認めて欲しいのか
他人が認めた否定の言葉に
密かに一人傷付くくせに

変わり者だと指をさされて
笑いものにされる日々を
遠く離れて静かに見つめる
自分はいったい誰だろう

注目をあびる明るい笑顔も
バカな行動も計算済み
気付かれないようにバランスをとる
皆の視線が集まる所に
きっと自分は存在している

死にたいと願う瞬間に
生きる理由を探してみても
死んだら誰かが悲しむからなんて
信じられるほど傲慢じゃなくて
死ぬ理由ならたくさん見つかるのに
生きる理由は一つもないや

自分の存在を認めてほしい
自分で自分を否定してるくせに

自分のことを分かってほしい
自分は自分の何がわかるの

自己嫌悪と自己防衛
壊したいくせに壊れたくない
死にたいのに殺せない
結局まだ今日も生きている

他人任せの情けない自分が
いつもどこかで待っている
誰かが殺してくれる日を
誰かが救ってくれる日を


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2 Comments

kazr_flykazr_fly
2018/09/04
誰かが殺してくれる日が、誰かが救ってくれる日に変わるのいいですね。

自殺願望でなく、死にたい〔車にひかれたい、殺されたい〕と思うことを、心理用語で希死念慮〔きしねんりょ〕と言います。何かのお役に立てれば光栄です。
yanaserin7yanaserin7
2018/09/12
レトロモさんコメントありがとうございます。
返信遅れました。

死を望む感情にも色々な表現があるんですね。
ならこの詩の場合は自殺願望ではなく希死念慮の方が合っているのかも知れません。
自分で死ぬのではなく何かに殺されることを待ち望んでいる形なので。
勉強になりました。






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