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全部の記憶がウソだったなら。また君とすれ違っても…
nyori 投稿 - 2018/08/26 更新 - 2018/08/26 0 Comments 386 Views
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夜の帳が下りた街
隣にいる君は静かに俯いたまま
言いたいことはわかってる
「月が綺麗だよ」
なんて言うかはわかってた
「死んでもいいわ」
目元を抑えて君は笑う

去年の秋から決まってたこと
今更変わる明日じゃない
人は生まれた時から死んでいる
息をするのは自分の意思で
だから僕はダメなんだ

ありがとう…(なんて言えないか)

もしまだ
明日を変えることができるなら…
僕はきっとできないけれど
あぁ君を愛したい
こんな未来 壊したい
期待するから悲しくなる
信じるから愛しくなる
恋をするから脆くなる
どうか明日も君が笑えますように

昨日今日ならもがけるけど
たった今突きつけられた?
君を見つけた時から気づいてた
声をかけたのはレールの上だ
だから君を護れない

元気でね…(なんて無責任な)

もしまた
明日に出逢うことができたなら
僕はきっと目を逸らすけれど
あぁ君の手を取りたい
こんな自分 殺したい
笑い合うから苦しくなる
わかってるから辛くなる
恋をするから儚くなる
愛しい君が幸せになれますように

二人の道はここで違えた
「きっとまた逢えるから」
呟かれた言葉に頷くだけで
寄り添うように眺めた街も
綺麗と言ったイルミネーションも
霞んで黒ずんで そのまま消えたら
また来年も泣かずに済むかな?
情けない僕に恋をするのは
この先もきっと 君だけだから
「待ってるね」
出た言葉は君を泣かせた
罪な言葉 残酷な約束

もしまだ
僕に猶予があるならば
君を攫って夜に消えたい
二人きりどこかの街へ
こんな思考 すり潰したい

じゃあね…(言っちゃったよ)

もしまだ
明日を変えることができるなら…
僕はきっとできないけれど
あぁ君を愛したい
こんな未来 壊したい
期待するから悲しくなる
信じるから愛しくなる
恋をするから脆くなる
どうか明日も君が笑えますように
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