新規登録 ログイン
故郷に帰れる自分になりたい
kinoko0929 投稿 - 2018/08/18 更新 - 2018/08/18 0 Comments 1519 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
あこがれを形にしたくて
リュックひとつで無人駅
錆色のレールの向こうに
光る街が見えた

夢だったスポットライトは
ネオンライトのすぐとなり
こんなにも近くにいるのに
遠い場所に見えた

ガラス越しにのぞくステージ
ドアのすき間 にじむメロディ
つぎの休みも帰省せず
呼び込みしてる二番街

居場所さえ変われば変わると
あの日 見上げた時刻表
いくつものトンネルくぐって
ここに辿り着いた

からっぽの部屋には毎月
母の手紙とダンボール
染みついて抜けない訛りが
ふっと口をついた

自分あてに鳴らす携帯
元気です、と問わず語りで
つぎの休みも帰省せず
チラシをくばる二番街

日毎 夜毎 痩せてくリュック
いつになれば夢でふくらむ
つぎの休みも帰省せず
呼び込みしてる二番街
つぎの休みも帰省せず
チラシをくばる二番街
タグ : [ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録