小学生時代、学校の図書室に置いてあった「はだしのゲン」が怖すぎて不登校になった豆腐メンタルの僕ですが、今なら何故作者があそこまで“恐怖”を描いたのかの意図も解りますし、このおかげでいい意味で「平和」とか「戦争」という言葉に敏感になれた気がします。 久々にアカペラです…。→http://www.omm-jp.com/poetry/?poetry=1611
喉を踊る 渇いた歌
明け透けに独りごちて
畦を通る ぬるめの風
当て付けに黙り込んで
ささやかな うねりの中で
微笑みを忘れて
落ちてきた 光の色を
夢に重ねて
翳した 手のひら 指の隙間からこぼれる
太陽が命を攫って
焦がれた 八月 猫背の影法師 並んで
宛ても無く 歩いてく
昨日までの日々 求めて
空を過る 鉛の鳥
焼き付ける事も飽きて
わがままな 時代の奥の
ぬかるみに塗れて
錆びていく 痛みの意味を
夏に例えて
無邪気な 背伸びや 麦わら帽子に伴う
美しさ それすら離れて
爛れた 八月 夜風が吹くように 祈って
何気無く 眠りたい
潤む瞳 ただ擦って
笑えなくても
洗えなくても
生きている ただそれだけで
いつしか あの日が 淡い涙にてこぼれる
そんな頃 命が巡って
さざめく 八月 幼い影法師 並んで
光る夏 紡いでく
明日からの日々 想って
明け透けに独りごちて
畦を通る ぬるめの風
当て付けに黙り込んで
ささやかな うねりの中で
微笑みを忘れて
落ちてきた 光の色を
夢に重ねて
翳した 手のひら 指の隙間からこぼれる
太陽が命を攫って
焦がれた 八月 猫背の影法師 並んで
宛ても無く 歩いてく
昨日までの日々 求めて
空を過る 鉛の鳥
焼き付ける事も飽きて
わがままな 時代の奥の
ぬかるみに塗れて
錆びていく 痛みの意味を
夏に例えて
無邪気な 背伸びや 麦わら帽子に伴う
美しさ それすら離れて
爛れた 八月 夜風が吹くように 祈って
何気無く 眠りたい
潤む瞳 ただ擦って
笑えなくても
洗えなくても
生きている ただそれだけで
いつしか あの日が 淡い涙にてこぼれる
そんな頃 命が巡って
さざめく 八月 幼い影法師 並んで
光る夏 紡いでく
明日からの日々 想って
8 Comments
2018/08/15
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大きな意図があるんだろうなあと思いました。
重たくなりすぎず、軽くなりすぎず、丁度の具合で
悲しみや虚しさを上手く表現されていると思います。
追伸
はだしのゲン、めっちゃ怖かったですよね(笑)
戦争はイカンと叩き込まれましたm(__)m
2018/08/15
テーマに沿って上手く歌にできていますね!
2018/08/15
何となく、若い人らしくない気もしますが(笑。
ただし戦争+感傷的のパターンはあまり好みじゃないので、GOODなしで。
2018/08/15
2018/08/15
2018/08/15
内容的には八月六日にあげるのがぴったりだったかもしれませんが間に合わなかったので、この日にしました。
重すぎず、軽すぎずを正に意識したので、伝わってよかったです!
いやぁ〜、あの漫画は今でも見るのは勇気要りますね笑
>>まなもさん、コメントありがとうございます!!
有害図書に指定されているところもあるみたいですね〜
確かに刺激が強すぎる部分はありますが、大事な書籍でもあると思うので難しいところですよね。
一つのテーマに絞って書くのはあまり得意ではないのですが、形になってよかったです!
>>さくさん、コメントありがとうございます!!
最近の僕の作品がなんだか良くも悪くも軽い内容が多い気がしたので、こういうのにも挑戦してみました。
確かにこういう御涙頂戴って感じはさくさん好みじゃなさそうですね笑
次回作にご期待ください笑
>> kayumaさん、コメントありがとうございます!!
おぉ……、息を飲むような話ですね……。
確かにそういう話は経験した人や聞いた人に大きな意味合いをもたらしそうですよね。
>>ノリカさん、コメントとGOODありがとうございます!!
僕の伝えたいことが伝わってよかったです!
本当にいつまでも平和であってほしいですよね。
>> Skenさん、GOODありがとうございます!!
2018/08/16
Aメロ、Bメロの言葉選びはさることながら、サビでしっかり気持ちを伝えてられていて良いなぁと思います。
『鉛の鳥』という表現があることでいい感じに想像できて、ああそういうことかって理解できてる気がします。
2018/08/17
良い塩梅ですか!嬉しいです!
サビは言葉の美しさとその裏の悲惨さのバランスを心がけました!
鉛の鳥、少し直接的すぎる表現かなかとも思いましたが、いい具合に機能したみたいで良かったです!