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Haru_no_haru15 投稿 - 2018/08/14 更新 - 2018/08/14 0 Comments 522 Views
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遠く離れた 瑠璃色の街から
君の声が 聞こえた気がして
すっと僕は 耳を澄ませて
銀河の奥を 探しに行く

初めて履いた ローファーで歩く音
腕時計の鳴る音が響く
この階段を登りきったら
夢の続きを 見に行こう

君の手を 取れたのなら
これ以上の幸せはないけれど
出発だ
さよならを言う前に

彦星よりも遠くて
織姫よりも儚くて
君はきっと僕を
置いて還ってしまうんだろう
ねえ
ずっとずっと一緒にいたいだなんて
お伽噺みたいなこと願わないけれど
短冊の願いは
君に届いてほしいなあ


夜空の淵を 溶かしてみるように
青いネイルをした 君の白い指
花火なんか 目じゃないくらい
人波の中の 君が煌めいてる

「その世界に 僕はいるの?」
幼さを捨てきれないまま口にした
問いかけは
深い青に沈んでく

天の川より綺麗で
星雲よりも輝いて
君の笑顔はずっと僕を
捕らえてるままなんだよ?
ねえ
ずっとずっと隣にいたいだなんて
子供みたいに願っちゃったせいなのかな
短冊の言葉は
泡になって消えてしまう


「ずっと好きです」
「年1回しか会えなくても」


「君を待つよ」
「この川のほとりで」


「次の世界で」
「幸せになりたいね」


苦しさに溺れたとしても
君が還ってしまっても
僕は ずっと
この街で


ねえ


彦星よりも遠くて
織姫よりも儚くて
君はきっと僕を
置いて還ってしまうんだろう
それでいいかもしれない
「だって 僕は何度だって
君を追いかければいい話なんでしょ?」
君が忘れても
僕が還る日が来ても


ずっと 君が好き


この願いが 言葉が
君に届いたらいいのになあ
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