新規登録 ログイン
3作目。Twitterでもあげてます→@Haru_no_haru14で検索どうぞ
Haru_no_haru15 投稿 - 2018/08/14 更新 - 2018/08/14 0 Comments 517 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
遠く離れた 瑠璃色の街から
君の声が 聞こえた気がして
すっと僕は 耳を澄ませて
銀河の奥を 探しに行く

初めて履いた ローファーで歩く音
腕時計の鳴る音が響く
この階段を登りきったら
夢の続きを 見に行こう

君の手を 取れたのなら
これ以上の幸せはないけれど
出発だ
さよならを言う前に

彦星よりも遠くて
織姫よりも儚くて
君はきっと僕を
置いて還ってしまうんだろう
ねえ
ずっとずっと一緒にいたいだなんて
お伽噺みたいなこと願わないけれど
短冊の願いは
君に届いてほしいなあ


夜空の淵を 溶かしてみるように
青いネイルをした 君の白い指
花火なんか 目じゃないくらい
人波の中の 君が煌めいてる

「その世界に 僕はいるの?」
幼さを捨てきれないまま口にした
問いかけは
深い青に沈んでく

天の川より綺麗で
星雲よりも輝いて
君の笑顔はずっと僕を
捕らえてるままなんだよ?
ねえ
ずっとずっと隣にいたいだなんて
子供みたいに願っちゃったせいなのかな
短冊の言葉は
泡になって消えてしまう


「ずっと好きです」
「年1回しか会えなくても」


「君を待つよ」
「この川のほとりで」


「次の世界で」
「幸せになりたいね」


苦しさに溺れたとしても
君が還ってしまっても
僕は ずっと
この街で


ねえ


彦星よりも遠くて
織姫よりも儚くて
君はきっと僕を
置いて還ってしまうんだろう
それでいいかもしれない
「だって 僕は何度だって
君を追いかければいい話なんでしょ?」
君が忘れても
僕が還る日が来ても


ずっと 君が好き


この願いが 言葉が
君に届いたらいいのになあ
タグ : [ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録