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風が吹いて揺れている
nyori 投稿 - 2018/08/14 更新 - 2018/08/14 0 Comments 212 Views
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引越しの朝 昨日より少し寒い
一枚多く着て 最後の街を眺める
君がもし来てくれたら
果てない夢に 心萎れた
言ってないから

好きかどうかって言われると
どうだろうね 言葉濁して
子供の頃の話じゃん
メールしようと思って
書いて 直して ウキウキしながら
結局送らず お蔵入り

二つの赤い雪洞
ゆらりゆらゆら 片方消えた
僕の気持ちはあの日のまんま
置き忘れてきたから
今もヒューヒュー靡いてる
吹く風があの日と同じ
君の匂いを孕んでる

引越しの朝 溜息白く吐き出した
記憶も全部置いていければいいのに
君がもし来てくれたなら
尽きない夢に 心痛んだ
それでもやっぱ

好きかどうかで決めるなら
好きだよそりゃさ 何か悪い?
子供の頃の話じゃん
そう3年前の話
いつも会えたらウキウキしてた
今でも変わらず 残ってる

二つの赤い雪洞
ゆらりゆらゆら 光って消えた
僕の中身は子供のまんま
成長できないから
今もヒューヒュー唸ってる
吹く風があの日と同じ
僕の肩を包んでる

いっそ言ったらよかったかな
尽きない後悔に意識を取られて
そのまま囚われてしまえたなら
でも風はそれを許さないで
あぁ吹き抜けて行ってしまう
僕の背中を押しながら
君の未来を見据えてる

二つの赤い雪洞
ゆらりゆらゆら 揺れては消えた
交わることは一度もなくて
そのまま箱にしまわれた

二つの赤い雪洞
ゆらりゆらゆら 片方消えた
僕の気持ちはあの日のまんま
置き忘れてきたから
今もヒューヒュー靡いてる
吹く風があの日と同じ
君の匂いを孕んでる
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