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mizumizu 投稿 - 2018/07/30 更新 - 2018/08/06 8 Comments 716 Views
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koma59Matsutaki_45rpmmanbou0502yumemigati3My_accountn


ぽつぽつと放たれる

閃光のような花火の灯り

横顔を照らしては

また見初める あなた


バケツの中 浮かんでた

シケて寂びた夏の後先を

蜩聲が彩っては

気怠くたゆたう 僕ら


夏が散らかしてったものを

拾い集めるように僕らは

いつか大人になって

気付かないうちにそうなって

ぽつりと落ちた花びらが

時間を止めた一瞬だけ

徹頭徹尾 きみに夢中でいたのです



バケツの中 覗き込んだ

少年はいつも 少女のもとへ

蜩聲が聞こえたら

そんなこと思い出した 夏の日






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8 Comments

My_accountnMy_accountn
2018/07/31
夏の儚さを見事に表現されていて、大変勉強になりました。
mizumizumizumizu
2018/07/31
ノリカさん
コメントとgoodありがとうございます。

そう言っていただけると嬉しいです!
こちらこそいつも作品拝見して勉強してますよ!
yumemigati3yumemigati3
2018/07/31
後先と聞いたとたんに陽水風味なわけですが(笑。

なんか甘酸っぱいですね。上手いですよね、色々。

通り過ぎて行った思い出ですね。GOODでしょうね。
manbou0502manbou0502
2018/07/31
シケて寂びた夏の後先を

この表現カッコいいです!
全体的に綺麗な詞ですが、こういうフレーズがあることで全体が締まりますね!!
流石です!
mizumizumizumizu
2018/07/31
さくさん
コメントとgood!ありがとうございます。

やっとgoodいただけました笑
非常に嬉しいです、ありがとうございます。

陽水風味…確かにそうなっちゃいますよね汗
作品自体はそれこそたゆたうような感じを意識して作りました。
mizumizumizumizu
2018/07/31
マンボウさん
コメントとgoodありがとうございます。

これがなかったらタイトルどうしようかと思ってました笑

夏っぽい歌詞を考えてまして、線香花火と蜩(かなかな)となく蝉の声がいい感じにならないかなーと思い、作りました。
素敵な作品です!
小女と少年の視点が入れ替わるところとか、「~のです」という表現とか、とても好みです。70年代の歌詞の香りを感じます。

「徹頭徹尾きみに夢中でいたのです」
私は、「首ったけ」という表現が好きなのですが、「徹頭徹尾」良いですね。勉強になります。
mizumizumizumizu
2018/08/04
松瀧南さん
コメントとgoodありがとうございます。

そういう捉え方もできますね、なるほど。

首ったけ、いい言葉ですよね。
徹頭徹尾はユニゾンの曲で知って、使ってみたかったのでつい…笑
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