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暑過ぎる
ryo_poe 投稿 - 2018/07/17 更新 - 2018/09/17 2 Comments 291 Views
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tamayama3
コンクリートジャングルの中
群れをなした黒いスーツ達
同じベクトルを持って進んでく
僕は息もできなくなる

僕たちはどこに向かうのでしょう
気だるい毎日の真ん中
僕たちはどこに行けるのでしょう

この世という渦に飲まれて
水の中 沈んで行けるなら
涼しそうだし それはそれで
何も感じないのも それはそれで
水泡に帰すのも それはそれで
今が終わるなら それはそれで


コンクリート製の山の頂で
1人佇んでる黒いスーツ
むわっとしたぬるい風が
僕の頬を緩く撫でた

僕はどこに向かってるのでしょう
熱の塊の惑星のど真ん中
僕はどこに行きたいんでしょう

この世という渦の中に
この僕が 一石を投じれるなら
風も涼しくないし微妙かも
何も変わらなさそうだし微妙かも
住処をなくしたしろくまを思いながら
数秒間の自由落下を夢見た


この世がもし渦だというのなら
水の中 沈んでいったとて
きっとどこかで浮かび上がるでしょう
残念ながら終わりはないのでしょう
自分を捨てる勇気なんてないから
結局若干の安心を感じた
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2 Comments

tamayama3tamayama3
2018/09/16
この世という渦に飲まれて
水の中 沈んで行けるなら
涼しそうだし それはそれで
何も感じないのも それはそれで
水泡に帰すのも それはそれで
今が終わるなら それはそれで

↑「それはそれで」の繰り返しが
タイトルのひらがな4文字の「うずまき」のようで
巻き込まれそうに好きです。

自分を捨てる勇気なんてないから
結局若干の安心を感じた

↑最後の2行で、ぐるぐる眩暈から
はっと現実に戻る感じがたまりません。
ryo_poeryo_poe
2018/09/17
tamayama3さん、コメントありがとうございます!
どれだけ見失いそうになっても、結局どうにかして元に戻ってしまう。そんなぐちゃぐちゃな感情を描きたかったので伝わって本当に嬉しいです!
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