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utsusemi 投稿 - 2018/07/15 更新 - 2018/07/15 0 Comments 390 Views
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 墜ちるところまで墜ちた 絶望の深淵なんだろう
 これを最悪と名付けるなら あとはもう這い上がるだけだ

 けれど掴むものがない 縋る藁すら残ってない
 隔離する壁は空まで伸びて 射し込む光は遠く

 どうせ届かない距離にあるのならば 最初から見えなければ良かっただろうか

 笑えよ 太陽から見下す人達よ 違う生き物扱いしてさ
 諦めを悟っても 既に手遅れでも このまま絶つわけにはいかない

 君もそう思わないか


 足掻けば擦り減る神経 必死に強がって何が悪い
 希望を奪うならくれてやるよ それほど重要なもんじゃない

 生まれた環境を憎む勇気があるなら 最期の景色くらいは眺めておけよ


 笑えよ 太陽から蔑む人達よ こっちも無垢な笑顔返してやるさ
 抉られた傷ほど 涙流した数ほど このままじゃ死んでも死に切れない

 そうさ これは墜落 大いなる墜落 醜くても選ばれた在るべき姿
 手元が空っぽなら声を上げてやる 何も掴めずとも 壁は越えれずとも
 生き抜いた歴史には踏み出すさ 自分の望むままに

 君は君の思うままに


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