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朝に見る、何の変哲もない それでいて綺麗な景色とかって、不思議な力がありますよね 元気にしてくれるとか、そんな直接的なものでなくても、なんだか外に出てよかったと思わせてくれます ​
kinako_09 投稿 - 2018/07/13 更新 - 2018/07/16 2 Comments 171 Views
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mizumizu


足先揃えて ちょっと浮いたところ
最初と最後は辛いこと
新しい私に立てるなら
指尖らせて平行棒


寝起きのまぶたにヤスリして
平凡な顔の前にいる
秒針だけを気にしては
自分の居場所に鍵をする


そんなに楽しくはないけど
小石を蹴ってふちを歩いて
歌をつくって 陽をあびる
そんなに楽しくはないけど
深くかぶった 曇りの朝を
口笛吹いて 出かけよう






前髪揃えて ちょっと短くなる
最初と最後は甘いこと
硝子窓あけたら眩むような
不釣り合いさに笑ってる


目覚めの涎を掃除して
変わった私 どこにいる
手帳の空きを 気にしては
自分の居場所を探してる


そんなに楽しくはないけど
山のそばに虹が渡って
歌をうたって 朝を呼ぶ
そんなに楽しくはないけど
おっこちそうな ふちの私を
支える力がそこにある
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2 Comments

mizumizumizumizu
2018/07/14
作者コメント、すごいわかります。
あの美しさを言葉にするのって難しいですよね。

最後のサビ?のところグッときました。
そこにある、で終わらせる感じ。
そんなに楽しくはないけど、と否定しながらも最後は断定的な言葉で締めているのがいいなぁと思いました。
kinako_09kinako_09
2018/07/16
ミズさん

コメントありがとうございます!
自然に生かされているなぁと思う瞬間ですよね。

細やかな感想ありがとうございます(;_;)
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