足先揃えて ちょっと浮いたところ
最初と最後は辛いこと
新しい私に立てるなら
指尖らせて平行棒
寝起きのまぶたにヤスリして
平凡な顔の前にいる
秒針だけを気にしては
自分の居場所に鍵をする
そんなに楽しくはないけど
小石を蹴ってふちを歩いて
歌をつくって 陽をあびる
そんなに楽しくはないけど
深くかぶった 曇りの朝を
口笛吹いて 出かけよう
前髪揃えて ちょっと短くなる
最初と最後は甘いこと
硝子窓あけたら眩むような
不釣り合いさに笑ってる
目覚めの涎を掃除して
変わった私 どこにいる
手帳の空きを 気にしては
自分の居場所を探してる
そんなに楽しくはないけど
山のそばに虹が渡って
歌をうたって 朝を呼ぶ
そんなに楽しくはないけど
おっこちそうな ふちの私を
支える力がそこにある
2 Comments
2018/07/14
あの美しさを言葉にするのって難しいですよね。
最後のサビ?のところグッときました。
そこにある、で終わらせる感じ。
そんなに楽しくはないけど、と否定しながらも最後は断定的な言葉で締めているのがいいなぁと思いました。
2018/07/16
コメントありがとうございます!
自然に生かされているなぁと思う瞬間ですよね。
細やかな感想ありがとうございます(;_;)