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想いを伏せあったふたりの夏のはじまり
kinoko0929 投稿 - 2018/07/13 更新 - 2018/07/14 2 Comments 1845 Views
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渋いねと ふくみ笑いで
私が食べてる あんみつのぞいて
イテテテと おでこ押さえて
あなたは掻きこむ 氷いちご

“ひと口ちょうだい” とねだって
“ダメだよあげない” と言われて
じゃれあいながらの17か月
たがいのレポート見せあって
たがいに想いは伏せあって
大学最後の夏休み

あんみつを 選んだけれど
まだまだ暑くて 西陽が強くて
かき氷 食べるあなたを
見てたら私も ほしくなった

“味見をさせてよ” とねだって
“それなら頼めよ” と言われて
グラスのしずくが茜に染まる
内定通知を出しあって
友だち以上を避けあって
会話のすき間に蝉時雨

サークルはあと少し
卒論はまだ少し
この距離でいいのかな
この距離がいいのかな

“ひと口ちょうだい” とねだって
“ダメだよあげない” と言われて
じゃれあいながらの17か月
たがいのレポート見せあって
たがいに想いは伏せあって
大学最後の夏休み
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2 Comments

yumemigati3yumemigati3
2018/07/13
大学生だと思うとちょっとやり取りが幼い気がしてしまうのは、
心が汚れきったオッサンなので許してください(笑。

でも、シチュエーションだけで爽やかな夏歌なのはすごい、さすがですね。
kinoko0929kinoko0929
2018/07/14
さくさん、コメントありがとうございます。
大学生のなかでも4年生の設定なので、
それからすると余計に幼く感じますよね。
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