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冬が来る前に、あの夏に触れたい
nyori 投稿 - 2018/06/04 更新 - 2018/06/04 0 Comments 323 Views
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白い波に呑まれて
深い海に堕ちていく
そのままこの命が
朽ち果てるまで
星が動くように
季節は流れるけど
もうじき冬が来る
長く閉ざされる想い

遠い空を眺め 手を伸ばしても
届かない この腕は千切れるばかりで
夢見ても淡い恋描くこともできず
何度焼いたことだろう

誰よりも早く あなたを捕まえたい
いつかまた会える日までじゃなくて
会いたいの今すぐに
叶わない願いだけれど 聞いて?
あの夏に触れたい
もう一度泣きたいの
大きな体で私を受け止めて

紅い叫びが響き渡り
この身はいつか砕けるの
こうして途絶える 儚い恋心
歌声が聞こえた
微かな波の音
懐かしい春の匂い
たとえ短し契り

秘めた言葉に紐を結んでも
届かない この胸が締めるばかりで
見上げても溜め息ばかり漏れていく
醜いばかりで

ここよりも先に絶望が住まうなら
私の住処はきっとそこ
見せないよ このままで
実らない想いだけれど 言って
欲してるでしょ?
あなたになら狩られてもいい
その体で私を抱きしめて

遠い空に未来を撫ぜてた
敵わない この身が用をなさないから
覗いても悲しい顔向けられるだけ
何度鳴いたことだろう

誰よりも早く あなたに会いたい
黒い瞳が波に揺れてた夜
愛が終わる 今ここで

さようなら

誰よりも早く あなたを捕まえたい
いつかまた会える日までじゃなくて
会いたいの今すぐに
叶わない願いだけれど 聞いて?
あの夏に触れたい
もう一度泣きたいの
大きな体で私を受け止めて
私の罪をあなたが受け継いで
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