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君の姿はまるで霧のよう
nyori 投稿 - 2018/06/03 更新 - 2018/06/03 0 Comments 392 Views
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白露に似た 尊き輪郭
風が運んだ 一夜のマヤカシ
一度目を合わせたら もうそれは虜

酷く疲れた夜に現る
心が創る 淫らな姫君
互いに何が足りなくて
寄り添い合ってみたかった

知らなければ綺麗なままでも
求めるのが人のサガ
何年経っても癒えない傷を
今宵二人で作ろうか?

叫んだって藻搔いたって
あの日々は戻らない
君の笑顔はもう見れない
遺されたのは僕一人
そんなやり方があるなんてね
やっぱり一枚上手だね

酷く冷えた夜に繕う
僕だけが知る 売女な皇后
互いに何かを欲してて
うってつけなんて形だけ

破らなければ永遠の願いでも
与えるのが人の汚点
何年経っても消えない痛み
今宵重なり合うまで

嘆いたって喚いたって
あの時はやって来ない
君の匂いが香り立つ
置いてけぼりは僕一人
それでも君は泣いてたっけ
案外狐みたいだね

願ったって 届かなくて
君はもうそこにいない
僕だけの物 ただのマヤカシ
遺されたのは僕一人

叫んだって藻搔いたって
あの日々は戻らない
君の笑顔はもう見れない
遺されたのは僕一人
そんなやり方があるなんてね
やっぱり一枚上手だね

白露に似た 尊き輪郭
風が運んだ 昨夜のマヤカシ
二度は訪れることはない
僕を虜にして
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