制服はずっと着てない
どうしても足が向かない
街中をさまよって行き着いた場所で
おだやかな「いらっしゃい」に泣いた
アドレスは誰も知らない
携帯はもはやいらない
僕ひとり置き去りにされてゆく不安
なにげない「ごゆっくり」が染みた
コーヒーの苦味を知って
角砂糖ふたつ溶かして
ちょっぴり大人の世界に触れながら
ゆっくりゆっくりスプーンをまわした
僕からは何も言わない
マスターも何も訊かない
平日の昼どきも週末の夜も
変わらない「またおいで」が聞けた
あしたなど今は見えない
とりあえず今日でいっぱい
教科書をはじめから見直していると
さりげない「がんばれよ」に触れた
コーヒーの苦味に慣れて
角砂糖ひとつ減らして
静かに流れる有線聴きながら
やさしくやさしくカップを包んだ
コーヒーの旨味を知って
角砂糖容れに蓋して
ちょっぴり大人の世界に触れながら
ゆっくりゆっくりスプーンをまわした
どうしても足が向かない
街中をさまよって行き着いた場所で
おだやかな「いらっしゃい」に泣いた
アドレスは誰も知らない
携帯はもはやいらない
僕ひとり置き去りにされてゆく不安
なにげない「ごゆっくり」が染みた
コーヒーの苦味を知って
角砂糖ふたつ溶かして
ちょっぴり大人の世界に触れながら
ゆっくりゆっくりスプーンをまわした
僕からは何も言わない
マスターも何も訊かない
平日の昼どきも週末の夜も
変わらない「またおいで」が聞けた
あしたなど今は見えない
とりあえず今日でいっぱい
教科書をはじめから見直していると
さりげない「がんばれよ」に触れた
コーヒーの苦味に慣れて
角砂糖ひとつ減らして
静かに流れる有線聴きながら
やさしくやさしくカップを包んだ
コーヒーの旨味を知って
角砂糖容れに蓋して
ちょっぴり大人の世界に触れながら
ゆっくりゆっくりスプーンをまわした
2 Comments
2018/06/03
ラストサビ、主人公の変化にもグッときました。
2018/06/04
男の子の時間と心の変化をサビの角砂糖の数(2→1→0)で現したのですが、
それに気づくさくさんには驚かされました。