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優しさに惑わされて、どこまでも
nyori 投稿 - 2018/05/31 更新 - 2018/05/31 0 Comments 423 Views
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「もう行くね」
開いたドアに鍵がかかった
あなたにしか開けられない扉
まだキスもしてないのに
いつもどうして話だけなの?

伸ばした手には軽く触れるだけ
その唇はいつも冷たい
不安だけが募っていく
一人の部屋で私は籠の鳥

優しさに包まれて 今日も寝れない
あなたは今宵 どこに行くの?
私の知らない人
あなたは愛しているの?
嘘よ 嘘と言って ねえ帰ってきて
恋も知らない小さな姫が
あなたをずっと待っています

初めてだった
誰かに体を預けたのは
だって親は私を見てないもの
好きってなにかあなたが教えて
頬を染めて女の子みたい

大人になって あなたは遠いの
その唇も過ぎた願い
耳元で愛を囁く
一人の部屋で私はあなたの虜

泣いたって喚いたって贖ったって
あなたは届かない 天の人
涙を拭ったその指先
小さく笑って 抱きしめる
でも風が吹くようで
望んでも感じられない
最初のキスも 夢の話

優しさに包まれて 今日も寝れない
あなたは今宵 どこにいるの?
また誰か泣かせてる
罪な人ね 女の敵よ
あの日縋って残された傷
恋に怯えた子供の姫が
あなたひとりを待っています

優しさ求めて いつまでも
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