新規登録 ログイン
町はまだ夢半ば
asakist 投稿 - 2018/05/31 更新 - 2018/06/03 2 Comments 459 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
君への言葉はなく
冬に似た窓辺に
眠る鳥を撃つ

嵐は祭祀の真似
訪ねよと眼差す
夜も終わりだと

町はまだ夢半ば
今こそ旅立つとき
君から旅立つとき

なんにも見えない雨
水嵩に呑まれて
民は凍るだけ

踏み出す足へと咲く
蓮に似た飛沫を
誰が笑えよう

町はまだ夢半ば
今こそ旅立つとき
君から旅立つとき

永い暴雨を抜け広がった平原の
匂いに光に憩う間も無く
深い呼吸の末見晴らした平原の
不安に恐れに風は靡くよ


君への言葉はなく
蒼天に呼ばれて
起きた鳥は過ぐ

悲劇を歌うよりも
快活に叫ぼう
誰が笑えよう

町はまだ夢うつつ
今こそ先立つとき
過去から先立つとき

永い暴雨を抜け広がった平原の
匂いに光に憩う間も無く
深い呼吸の末見晴らした平原の
不安に恐れに風は靡くよ

永い暴雨を抜け広がった平原の
匂いに光に憩う間も無く
深い呼吸の末見晴らした平原の
不安に恐れに風は靡くよ
タグ :
[ 編集 ]

2 Comments

ちょっと和風で力強い感じの言葉の響がとても良いですね、!
その実歌詞自体はちょっと弱気な感じなのも好みでした。よかったです!
asakistasakist
2018/06/03
モニカジャポニカさん
こんばんは、コメントありがとうございます。

君が君から訣別する、傍から見ると弱気そうで、
当人からするとスペクタクルなのかもしれません。
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録