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7歳年上のひと。茶髪のあなた。
seiwa___s 投稿 - 2018/05/15 更新 - 2019/02/23 3 Comments 634 Views
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HB____0211退会済み
添えられた手をそっと握り
いつかの想いを載せて願う
きっと きっと アナタなら__

 
腕の傷は勲章のよう
指の節が苦労を語って
ハンドル握る横顔は
わたしの知らない

 
最後に残ったタバコの香り
それだけがアナタのいたシルシ
金に限りなく近い茶色が
まぶたのウラにチラつく

 

 

見つめ合う目がふっと逸れた
いつもの笑顔を浮かべ願う
きっと きっと これからは__

 
たった一つ失ったのは
心の奥 秘めたる純情
「このまま 袋いりません」
店員に告げる

 
たった1回犯した罪を
いつまでも忘れられずにいる
黒に限りなく近いホワイト
ホントのウラで誓った

 

 
最後のキスは助手席
タバコの染み付いた車内で
コーヒーの香りしたアナタが
運転席から身を乗り出した

 

 
頂戴 アナタが知らないアナタ
知り得ない想いは秘めたまま
ウソに限りなく近いホントを
アナタの胸に突き刺す

 
汚れた作業着とセーラー服が
暗闇に紛れて消えていく
白いアウディがゲートを抜けて
高速道路を駆ける

 
そんなの知らない もう知らないから
わからないまま瞳を閉じて
赤に限りなく近いピンクは
見ないフリした あの時

 

 
心に秘めたまま さよなら
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3 Comments

yumemigati3yumemigati3
2018/05/16
こういう作品は書ける人ならではなんでしょうね。

色彩で心理描写とかね。上手いですね。
退会済み
2018/05/16
Delete
表現も言葉選びも本当にお上手ですね(^^)
思わずドキドキしてしまう展開、
詞の世界観に脱帽させて頂きました♪
seiwa___sseiwa___s
2018/05/16
さくさんコメントありがとうございます!
そこは私も意識していたところなので、気づいて頂けて嬉しいです( ^^ )

Baronさんコメントありがとうございます!
幼なじみのお兄さんに対する初恋をこじらせてる高校生、という裏設定です。
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