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ポツリポツリ 降り出した雨
開く蛇の目 ゆらゆら揺れる
人を避けて歩く姿を
僕はまだ忘れない
街の中はのぼせる様で
触れる肩は 水が滴る
やけに汚い ボロの着流し
何故か気が惹かれてた
遠い異郷を流離う渡り鳥
どこか 僕を連れ出して
十六夜の月が紅く染まる
そのときにここで会いましょう
切れた頬が赤綻びていく
一夜の微睡み
いつかこの花が芽吹くとき
君の命は夢となる
指切り結ぶ想いは現?
あの日を求めども
ピシャリピシャリ 飛び散る土が
誰かの裾を染めていく
庇う様に伸ばした腕も
今はもうそこにない
憩う土地に居つかぬ渡り鳥
どうか 僕も連れて行って
十六夜の月が紅く染まる
そのときにあなたを攫いましょう
傷んだ髪が風に揺れる
一睡のうたた寝
いつかこの鐘が響くとき
君の体は夢となる
汀の波も真実なら
あの日を嘆けども
新たな場所へ羽ばたく渡り鳥
二度と同じ場所には戻れない
どうか 僕を忘れないで
十六夜の月が登るとき
そのときまでは暫しの別れ
貯まる涙をそのままで
十六夜の月が紅く染まる
そのときにここで会いましょう
切れた頬が赤綻びていく
一夜の微睡み
いつかこの花が芽吹くとき
君の命は夢となる
指切り結ぶ想いは現?
あの日を求めども
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