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君にそっくりな偽物と愛を語らう
nyori 投稿 - 2018/04/09 更新 - 2018/04/09 0 Comments 410 Views
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隣で歩く君
個体をなした掴めない気体
何を言っても微笑んでくれる
内容に問わず

紙に書かれた文字に
何も意味なんてないから
記号を並べて作られた言葉に
力なんてない

「私は君を愛してる」
ロボットが言って嬉しいですか?
そんな飢えてるんですか?
寂しさなんて埋められない
例え神であっても

向こうを歩く君
答えのない永遠の期待
誰かの言葉に反応する
七色の顔

解き放つ想いに
行き場なんてないから
その場に応じた偽りの気持ち
消し炭となる

「私は君が愛おしい」
決められた台詞繰り返す
それで満足ですか?
羨ましさが募るだけ
重く我が身に降りかかる

口に出した瞬間
それは全て嘘になる
記号で作る事実に
真実はない

「私は君を愛してる」
愛って一体なんですか?
それが愛なんですか?
皮肉しかない私の幻想
旬の間だけ彩を

「私は君が愛おしい」
決められた台詞しか言えないなんて
なんて低脳な日々
寂しさなんて埋められない
どんな神であったとしても
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