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生まれた場所は、鳥かごの中だった
sikito 投稿 - 2018/04/03 更新 - 2018/04/05 2 Comments 575 Views
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misutiru_spitzLOVE
朧灯籠が道をかける
重い虚飾と背伸び
背中を指でなぞり受けて
ため息を飲み込む

取れることのない足かせと
首に結ばれた赤い糸
夢を見ることも罪と聞いた
はるかの空

サビ
どれだけ明くる日を願っても
今日を繰り返すだけ
変わって行くのは影の色と
美月の形だけ

知りたいの言葉も分からずに
教科書通りの仮声
もしここが私じゃなくたって
誰も困らないのかな

サビ
鳥かごの隙間と仄明かり
雪肌は過去の色
私の心は雨夜の月
ただ使われるだけ なら
いっそ雲の裏に隠れよう
星がいつでも見られるように
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2 Comments

綺麗、美しい、でもその中に憂いが、願いがあるような。
sikitosikito
2018/04/05
コメントありがとうございます!これは「したいことが出来ない人生」を書いており、まさに願いを込めて考えました!
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