作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

昨夜から降り続いた雨
今日は傘をささず 帰ろう
すれ違う人から伝う
雨粒が 私を責める

知らない振りをし続けたって
昨日は全てを知っている
振り返る視線が刺さる
蒼褪めた 空の下で

いっそ 誰の目にも映らない
黄泉の世界に飛び込んだなら
服の上からでもわかる
軽蔑の色

君だけなんだよ
折れてボロボロな傘を渡す
「もう要らないから」
崩れた 先は 聞かないで
交える言葉もチグハグで
伝わらない

去年から続いた咳が
今となっては 友達なんだ
零れてく 必要事項も
溝は溢れている

ならば 誰かの役に立つ何か
隠り世で探し当てて来たなら
服の上からでもわかる
憎悪の渦

君だけなんだよ
雨でビショビショな身体
「心配しないで」
壊れた 後は 見ないでね
交わす視線も朧げで
消えて行く

もしも 君しかいないなら
死後の国へ連れてって
服の中から伝わってくる
侮辱の眼差し

君だけなんだよ
傷一つない傘を渡す
「もう要らないから」
新しい物 探して見てよ
君だけなんだよ
折れてボロボロな傘を渡す
「もう要らないから」
崩れた 先は 聞かないで
交える言葉もチグハグで
伝わらない

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