遠いようで 近いようで
ありふれてる こんなことは
僕はただ 今もまだ
あの場所から こっちを見てる
冬の匂いは どこか切なく
胸を焦がす そんなものに
支配されてる 今もまだ
あの日のように 悴んだ手を
握り締めることすらままならないのは
繋ぐ相手がここにはいないから
きみはただ 雪化粧した
僕の想像でしかなかった
夢の中でさえ どこかあどけなく
笑ってみせた 泣いてみせた
夢の終わらせ方なんて知りたくもないのに
瞼を開けば溶けてしまいそう
冬の匂いは どこか切なく
胸を焦がす 所以を残す
遠いようで 近いようで
それすらもいつか 忘れてしまう
春が来る そんな気がしてる
7 Comments
2018/03/22
読み物としてもステキですね。
2018/03/23
2018/03/23
コメントとgoodありがとうございます。
行間空けると雰囲気でますよね。
それこそ冬の匂いや深々と積もる雪の静けさを感じていただけたら嬉しいです!
2018/03/23
コメントとgoodありがとうございます。
冬って美しいですよね。
もう終わってしまって残念ですが、少しでも雰囲気感じていただけたら嬉しいです!
2018/03/24
ミズさんは僕の勝手な印象で、ドラマでいうワンカット長回しの丁寧な描写を武器にされてるのかなと思っていたのですが、こういったどこか抽象的な表現もめちゃくちゃ巧いですね!!
御見逸れいたしました。
2018/03/24
コメントとgoodありがとうございます。
ワンカット長回しいいですよね!
フレーズの探し方はそれに近いかもです。
何かいい素材落ちてないかな〜みたいな笑
2018/04/06
goodありがとうございます。