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ついに終わりが来た 下された審判を前に
容赦なく世界は飲み込まれていく
逃げ惑う人 抗う人 赦しを乞い泣く人 狂う人
いずれも定められた小さき生き物で
築いた史実すら容易く無に流れて尚
か細い救いの糸に 何故縋り続けてしまうのだろう
変わり果てていく 大切な居場所も潰えては
無力さの鉛だけ足に引き連れて
消えゆく悲鳴が耳を貫く度に 鼓動が早く脈を打つ
裁かれる事の次第さえ不明瞭のまま 白く遠退く意識
気付けば丘に佇み 沈む夕陽を眺めていた
辺りには十字の印に埋まる多くの命
紅く染まった海が結末を物語る
ふと 血も流れぬ我が身に触れて知る
嗚呼 これは夢かと
この夢から覚めた時 自分は何処に居るのか
まだ光は見てるだろうか いっそ忘れるか
夢と言い伏せようが 止まらない恐怖心
意味を成さずとも震えに任せ
手を合わせていた
死から逃れる事はできない いつ平穏が崩れるかさえ
残された未来も少ない 時間は残酷で
空が闇に喰われ 還り行く幻想
それでも必死に祈る手に呟いた
「終焉の救済を」
2 Comments
2018/03/22
2018/03/24
夢と分かれど終焉を迎えるときって、できれば救いをと思ってしまうのかなと頂いたコメントを読みながら個人的に深く考えてしまいました。
まっとうに生きる、というのは凄く憧れがありますよね。
コメント、ありがとうございました。