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angelite1 投稿 - 2018/03/16 更新 - 2018/03/16 0 Comments 185 Views
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その腕掴みたくて、人混みの君探した。 キラリきらめくその目が、今は愛しい。

夢に出てきた、君の背。この声届かないうちに覚めた。
今も夢に見てる。まるで春の風のような匂いを。

ふと通り過ぎた季節のように、微笑んで去っていくその笑顔。
気がつけばその背を見つめていた

その腕掴みたくて、短い手を伸ばして。桜の花びら巻き込まれて消えた。
その夢叶えたくて、差し出したその手見つめ。微笑む君のその顔さえ見れない。


甘酸っぱいような、恋の味。届かない手が僅かに震えた。
すれ違う願いはいつも、必然を装うけど偶然に過ぎない。

夢から覚めて引き戻され、懐かしむ間もないあの時間。
会いたい。ただそれだけ。

この胸を痛めつけて、癒えない傷ばかり痛む。治せないその手はとてもチンケで。
君の声が聞きたくて、握り返す温もりが、まるで永遠の別れを象徴するようで。


許されない恋、許された恋。許されたいこの恋。叶わない恋、叶えられる恋、かなって欲しいこの恋。
矛盾してる、不安抱えて、不満溜めて、何故か泣いて。去ってく君が、消えてく君が、何も残ってないように見えた。

この声届かせたくて、「好き」なんてそう言えない。だから運命に縋り付く日々。
あの夏恋をしたんだ。君のその声に惹かれて。あの冬すべてを明かすよ。君の前で。
この声届かせたいよ。「好き」と吐き出したいんだ。たとえ君の胸へ刺さらなくても。
愛は変わりはしないよ。君のその声を聞きたい。もう二度と戻れない。会えないとしても………
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