きっとしあわせでした この手に余るほどに
それを抱き締められずに 掌から溢れ落ちてく
きっとしあわせでした 失うのが怖いほどに
それは余りに眩しくて そこにあるのもまた怖くて
それでも私は動けなくて
消え行く蝋燭の火をただ見つめるばかり
しあわせのぬけがらが
横たわって動かないまま
私は萎んでいく なす術もないままに
ここはもぬけのから
貴方がいた気配がします
でもそれだけのこと 蝋燭は永遠に灯らない
きっとしあわせでした 眩いくらいきらめいて
それに照らされた私は 真っ黒な影に見えて
きっとしあわせでした 陽のように暖かくて
私は貴方に温もりを あげることはできなくて
しあわせのぬけがらが
横たわって動けないまま
私が翳っていく それもまたいいのでしょう
ここはもぬけのから
貴方がいた気配がします
でもそれだけのこと 去りゆく貴方の背中だけ
私の心はどこで壊れてしまったのでしょう
手に負えないほどにしあわせだったから
しあわせのぬけがらが
不意にピクリと動き出す
私は忍び込んで もう一度を夢見出す
こころはもぬけのから
貴方がいた気配がします
でもそれだけのこと 遠ざかる姿に手を伸ばす
私は深い海の底から思い続ける
そのドアから光が漏れ出す日を夢見て
神様に祈る そんな日は来ると
神様に祈る そんな陽は射すと
それを抱き締められずに 掌から溢れ落ちてく
きっとしあわせでした 失うのが怖いほどに
それは余りに眩しくて そこにあるのもまた怖くて
それでも私は動けなくて
消え行く蝋燭の火をただ見つめるばかり
しあわせのぬけがらが
横たわって動かないまま
私は萎んでいく なす術もないままに
ここはもぬけのから
貴方がいた気配がします
でもそれだけのこと 蝋燭は永遠に灯らない
きっとしあわせでした 眩いくらいきらめいて
それに照らされた私は 真っ黒な影に見えて
きっとしあわせでした 陽のように暖かくて
私は貴方に温もりを あげることはできなくて
しあわせのぬけがらが
横たわって動けないまま
私が翳っていく それもまたいいのでしょう
ここはもぬけのから
貴方がいた気配がします
でもそれだけのこと 去りゆく貴方の背中だけ
私の心はどこで壊れてしまったのでしょう
手に負えないほどにしあわせだったから
しあわせのぬけがらが
不意にピクリと動き出す
私は忍び込んで もう一度を夢見出す
こころはもぬけのから
貴方がいた気配がします
でもそれだけのこと 遠ざかる姿に手を伸ばす
私は深い海の底から思い続ける
そのドアから光が漏れ出す日を夢見て
神様に祈る そんな日は来ると
神様に祈る そんな陽は射すと
2 Comments
2018/03/11
2018/03/23
美しい一方、結局祈るしかない私の詩の中の"彼女"は、きっと何も変わっていないのかもしれません。ぬけがらでもしあわせと言っていただけるのなら、私自身とても嬉しいです。