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孤独に震えているマイノリティがいたとして。もし、どこかに自分と同じような人がいることを知ったら、それは点が線になり、人と人とを結びつけて希望にも繋がるのではないか。そんな願いをこめて。
kinoko0929 投稿 - 2018/02/27 更新 - 2018/03/03 2 Comments 1778 Views
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moonlight
青を白で薄めたら 夜に手をふる空の色
時の筆が撫ぜてゆく 闇と光かけあわせ

未知なものに背を向けて 人は恐れて牙を剥く
触れることをためらって 知らず知らず傷つける

空も 海も この世界
同じ色に 染まらない

ひとつだけでは点になる
ひとつずつなら線になる
ひとつずつをつなぎあわせ
いつの日かカンバスに

青に赤を溶かしたら 雨に手をふる葡萄色
かかと濡らす水溜まり じきに跳ねも乾くだろう

なのになぜに疎まれる 闇に紛れる濡羽色
ありのままで耐えるのか 白く染まり偽るか

人も 国も この世界
ひとりきりで 暮らせない

ひとつだけでは点になる
ひとつずつなら色になる
ひとつずつをつなぎあわせ
いつの日かカンバスに

ひとつだけでは点になる
ひとつずつなら線になる
ひとつずつをつなぎあわせ
いつの日かカンバスに

2 Comments

wenwen
2018/02/27
こんにちはー

様々な色を使って人の持つ希望や恐怖、未来を
きれいに分けて描けている作品のように思いました。
いつか誰かと繋がれるという気持ちが強く込められた
作品だと思いました。
kinoko0929kinoko0929
2018/02/28
wenさん、コメントをありがとうございました。
この世にはいろんな色があります。
でも人は、見慣れぬ色や好みではない色は拒否しがちです。
もし、その色が生まれながらのものであって
自分ではどうしようもないものだとしたら…
そう、排除するのではなく、
一つ一つの色を繋ぎ合わせてカンバスの中で
一枚の絵になれたら、
そんな思いをこめて「点と線」を書きました。
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