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物語シリーズ第二弾は灰かぶり姫
nyori 投稿 - 2018/02/21 更新 - 2018/02/21 0 Comments 388 Views
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日の当たる校舎 のどかな教室
そんな場面で幕は上がって
皇は気だるそうに体を起こし
鞄の中から パンを取り出す
それに群がる 男女と一緒に
パンを食べる

ただ それだけの場面なのに

私は夢見るはいかぶり姫
貴方と踊る日を想うて惑う
所詮は女子生徒Cなのに
皇に触れることは愚か 話すことも憚られるのに

陽が陰る校舎 静かな下駄箱
曲がり角には 女子生徒Aがいて
皇が来たら 思いの丈を伝える
YESの一言で 場面が変わる
皇は先に進む
私に 色と香りを遺して

知っている シナリオに書いてあるから

皇は 舞い降りてきた魔法使い
皆んなに夢を与えて去って行く
自分勝手で 横暴な貴方は
私に魔法をかけた たわいのない夢を

prefer A to B にも含まれないCの私なんて
貴方の視界には入っていないのでしょうか?
もし入っているのなら
私のガラスの靴を拾って下さる?

私は夢見るはいかぶり姫
貴方と踊る日を想うて惑う
貴方は私を見てくれないけど
私は貴方を見ています
それだってシナリオ通りだというのなら…
私も貴方のシナリオの一部なら…

皇と踊る夢を見れる 舞踏会にやっと行ける…
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