新規登録 ログイン
ラブソングを書いたつもりは無いんだけど、読ませたらラブソングだねと言われてしまいましたw
Fleece 投稿 - 2018/02/05 更新 - 2018/02/05 0 Comments 479 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません

君が居なくなってからどのくらい経つのだろ
狭いはずの部屋が広く とても寒く感じるよ
二人掛けのソファー 座る気さえ起こらない

ただいまと言っても返事の無い日々
空っぽになった部屋に虚しく響く声
君の声が聞こえるはずないのに
僕の胸の中には君の残響が聞こえて来る

何もないはずの空っぽな胸の中
どうしてこんなに痛むのかな
酷く苦しくて身体中が寒い
枯れてしまった花瓶の花の様に
このまま死んじゃうのかな

壁掛けのカレンダー 君の着ていた服
季節が変わってもそのまま手を付けられず
時計の針だけが あの日に巻き戻しても
無情にも時間は流れる
もうあの日には戻れないと
鋭い秒針が僕の胸に突き刺さる
冷たい血潮が身体中から溢れて来るみたいだ
暖めて欲しい 身体も心も

君が居なきゃこの広い部屋でも迷子だ
何処に何を置いたかも
ゴミ出しの日さえうる覚えだよ

全部押し付けていたね
こんな広くて寒い部屋に
一人きりで辛かっただろうね

今僕は君と同じ物を見てるよ
灰色の部屋の中
一人では広いリビング
暖房を点けても温まらない空気
時計の機械音だけ 音の無い時間
一人きりで凍えてしまいそうだよ
一体君はどれくらいの間過ごしたのか
何度涙を流したのか
辛かったね

この部屋はそのままにしておくよ
もし君が戻った時
僕がおかえりなさいと迎える為に

二人掛けのソファー
ダブルサイズのベッド
二人用のダイニングテーブル
君のクローゼット
手を付けずに

君が困っているなら
いつでも帰っておいで
部屋を暖めて待っているから

花でも飾ろうよ
カーテンの色も変えよう
少しでも明るい部屋にしよう

でもねこの広い部屋に
本当に必要な者は花や家具でもなく
君だけなんだよ
僕と君の二人それだけでいい
たとえ何も無くしても
君さえいれば心の中の部屋は満たされるよ

止まってた心臓が 凍りついた時間が
君の暖かさで動き出すよ

あとどれくらい待てばいいのかな
今夜も明日を信じて
寒くて広い部屋で眠りにつくよ
こにまま一人で僕は死んでしまうのかな

それでもいいよ
君の帰りをいつまでも待ち続けるよ
やっぱり一人は寂しいね

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録