明日が全部嘘になったら
僕は旅に出ようと思う
時計の歯車をひとつ外して
もう進みも戻りもしない
文字盤の上で 祈らずに
惑わずに ただ真っ直ぐに
手を伸ばした
いつか……
ずっと……
夢見てた
過去が全部嘘になったら
僕は旗を立てると思う
セピアの背景をひとつ残して
もう色褪せず蘇らない
平面の中で 触らずに
変わらずに ただゆっくりと
手を離した
今も……
ずっと……
夢見てた
いつか、を
今も……
追いかけた
明日が全部白になったら
僕は嘘をつこうと思う
僕は旅に出ようと思う
時計の歯車をひとつ外して
もう進みも戻りもしない
文字盤の上で 祈らずに
惑わずに ただ真っ直ぐに
手を伸ばした
いつか……
ずっと……
夢見てた
過去が全部嘘になったら
僕は旗を立てると思う
セピアの背景をひとつ残して
もう色褪せず蘇らない
平面の中で 触らずに
変わらずに ただゆっくりと
手を離した
今も……
ずっと……
夢見てた
いつか、を
今も……
追いかけた
明日が全部白になったら
僕は嘘をつこうと思う
6 Comments
2018/01/25
この作品では、時の流れから取り残されたと言うか、ある意味切り離されてしまったような主人王の感覚が独特の空気を作っていますね。素敵です。
2018/01/25
明日が全部白になったら
僕は嘘をつこうと思う
このラストのフレーズがめっちゃ好きです!
2018/01/27
この空白が、心の空白を表しているような気がして、より切なくさせる。
そんな空気感を持った作品だなと思いました。
portameさんもこんな風に思うことがあったのでしょうか?
2018/01/31
わたしは旗を立てるというフレーズが好きです!
2018/01/31
コメント&goodありがとうございます!
やだ、今後手抜きができなくなっちゃったわ(笑)
そうですね、取り残されたわけではなく、俯瞰しているようなニュアンスが
近いかもしれませんね。ありがとうございます。
>マンボウさん
コメント&goodありがとうございます!
あえて引っこ抜いたのは結構勇気が必要だったんですが
効果が表れてよかったです。
フレーズ萌えいただけてうれしいです!
>文月シシさん
goodありがとうございます!
2018/01/31
コメントありがとうございます!
状況描写だけして、心情を明確に描写する必要はないかなと
この作品については思いまして。
実体験でなく、そんな話を聞いたときに
こんな感覚がありえるよなと思い書いてみました。
>まなも*さん
コメントありがとうございます!
意味は正確には絶対に伝わらないなと思いつつ
エッジが効いていると思ったので、この表現を使ってみました。
こちらも、フレーズ萌えいただけて光栄です!