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臆病なオオカミを書きました。
manbou0502 投稿 - 2018/01/24 更新 - 2018/01/30 5 Comments 507 Views
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yumemigati3
夜明けは近い 魂は今夜も
夢を見ないで叫んでいる
情けなど無い 運命にどうやら
酷く疲れてしまうらしい


この身や血が 正しいかどうかの
答えが無いと嘆いている
疎らな陽が とりあえず明日も
此処を照らせと願うばかり

睨んだら 睨まれ
恨んだら 恨まれると
理解した 木陰で
小さな花が揺れていた

例えば
吠え切って枯れたこの声が
誰かの胸を掠めるなら
冷え切った森で生きること
歩くことも許されるかな
独り 不協和な旋律を
木々の隙間で奏でる夜



夜明けの誓い 「哀しいが荒野へ。」
からかわないで聞いてほしい
「怖くなどない。」 と言い切れないのも
全部自分で分かっている

掴んだら 離れて
追い付けば 遠ざかると
理解して それでも
綺麗な日々を追いかけた

いずれは
燃え尽きて絶えるこの身体
それすらいつも忘れるから
あの月や星の輝きの
意味や価値さえ知らずにいる
独り 不協和な旋律を
木々の隙間で奏でる夜


誰より劣る運命か 確かめたいと笑ったんだ
憤りを執拗に堪えて 意地を張る事を“善”と呼ぶ
間違いだらけの想像で 彷徨う誰かを嗤ったんだ

誰かと踊る偶然が 確かに有ると分かったんだ
牙も爪も必要と捉えて 恥を知る事を何と呼ぶ?
短いドラマの延長で 争う理由が解ったんだ


例えば
生き抜いて枯れたあの花が
未だに胸を掠めるなら
冷え切った森を抜けること
逃げることも許されるかな
独り 不協和な旋律を
木々の隙間で奏でる夜


夜明けは近い 魂は今夜も
夢を見ないで叫んでいる
「変わりはしない 運命であっても
僕の一部であるとすれば‥‥」
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5 Comments

yumemigati3yumemigati3
2018/01/25
またカッコイイの作りましたね。

よくある「それっぽいフレーズ」をコピペしたようなのとは一味違う、マンボウさんのロックな哲学が垣間見えるような作品だと思いました。
manbou0502manbou0502
2018/01/25
さくさん、コメントとGOODありがとうございます!

ありがたきお言葉!
オリジナリティはいつも心がけている部分なので、そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!
SakSak
2018/01/27
こんにちは。

物語と哲学の融合という感じの作品ですね。

狼さんの心情をどれだけくみ取れたか自信がないのですが("^ω^)…
python357python357
2018/01/30
こんばんわ~♪

>小さな花が揺れていた
>綺麗な日々を追いかけた

こちらの2文
刻々とせまる、なんでしょうね……生命の終焉?のなかに
ホッとする部分であり、和みどころな感をうけました

哲学はよくわからない私ですが、
クールというか静かな熱さみたいなものを感じた、夢芽でした☆ミ
manbou0502manbou0502
2018/01/30
Sak.さん、コメントありがとうございます!

哲学ってほど大げさなもんでもないですが、僕なりの生きるという概念を狼さんと一緒に描いてみました。
少しでも、ふんわりでも雰囲気が伝わっているなら、とても嬉しいです(^^)


夢芽さん、コメントありがとうございます!

わぁ、嬉しい!
おっしゃる通り、その二文はこの詞の中での一筋の希望、オアシスみたいに機能すればいいなと思って書きました。
フレーズを評価していただけるのは本当にありがたいです!

静かな熱さ、これも正に目指していたところなのでめっちゃ嬉しいです!


お二方、ありがとうございました!
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