新規登録 ログイン
その日少年は、全てを悟った
sikito 投稿 - 4日と23時間前 更新 - 4日と23時間前 0 Comments 24 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
最上階から見下ろした
世界は案外綺麗なようだ
揺れる影がここで笑う
「ここで終わりにしよう」

誰かが言ってた「人間は
眠り際に幸せを見ると」
誰もいない屋上で
「始めよう」と手を広げた
フェンス越しの風の音に
体を引かれ落ちてく
いつか本で読んだみたいに
時間が止まった

例えばの話、僕の体に
違う名前をつけてみても
同じ理由を押し付けてられて
生きろと言われるんだろう

気づいてしまった
僕の存在に 何一つ意味なんてないんだ
体は3階回って落ちていく
まだ幸せは見れやしない
「どうか」なんて
すがってしまうより「どうせ」なんて言って背けたいんだよ
ねぇ ねぇ ねぇ!

誰かが言ってた「諦めたら
そこで終わってしまうんだ」
そこまで追い込んだくせに
何を求めるの?
手の伸ばし方は知っているけど
伸ばされ方は教えられない
「伸ばしたい」と思う
人のなり方すらも

例えばの話僕がいなくても
地球は変わらず回ってく
自分もまとめて全てを壊す
ボタンがあるなら僕が押すよ

何を求めて 歩いていたの
何も取れずに 泣いていたの
手を伸ばせば届く距離に
行こうとしたことすらもなかった
止まってた針が動き出した

気づいてしまった
幸せをなぞることも 幸せをみつけに行くことも
全てが等しく人生だった
僕は生きてなかった
自分が進んでなかったせいで
青空は遠くで笑っている
嫌だ 嫌だ 嫌だ!
やっと気づけたんだよ
だから だから だから
もうちょっとだけ

息をさせて







タグ :
[ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。