誰を好きになっても一つになれるわけでもなく、読心出来るわけでもなく、血が繋がるわけでもない、それなのに恋という言葉が廃れない理由は何なんだろう
Loading.君が俯いて煙草を吸うのなら
わたしは隣でシャボン玉を吹こう
安心しておいで
君は私を愛さなくていい
ひとつも分かりあわないままで
他人なだけの私を信じていてね
君が俯いて明日を見ないなら
私はそれでもいいんだよと頷こう
安心しておいで
君は自分を愛せなくていい
ふたりの間に名前が無くても
他人なだけの私が君よりも
君を好きになるから
二羽の鳥が翼を携え
飛んでいくだけの恋なんだ
逃げ水も虹も蜃気楼も
届かないから綺麗なんだ
安心しておいで
君は永遠にひとりのまま
そんな単純なことが胸に刺さる
他人なだけの私を許していてね
安心しておいで
君は私を愛さなくていい
ひとつも分かりあわないままで
他人なだけの私を信じていてね
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