新規登録 ログイン
よろしくお願いします。
aaayn 投稿 - 2017/12/31 更新 - 2018/05/03 2 Comments 2979 Views
good投票
seiwa___senseikangood_botmonica_Japonica
いつものカフェで頬杖ついて
待っていたアールグレイティー
マグの中 ミルクをふたつ
愛しさが広がっていく

スプーンを使わなくても
意外と上手く混ざって
ゆっくり流れるメロディーが
私だけを残している

ミルクティー
傾けて思い出した
懐かしい香り
ねえ喉を過ぎたら
すべて忘れられる?


舌先 痺れる熱さだとか
ミルクとの相性だとか
わざわざこの味を選んだ
理由なんて捨てたい

記憶の背中を追って
なぜかここにいた
カウンター席の左端は
まだ埋まらない胸の奥

ミルクティー
やっぱり沈んでた
割れない後味
飲み干せないまま
思い出が冷めてしまう

きっと最初で最後
ミルクティー
タグ :
[ 編集 ]

2 Comments

きっと最初で最後なんだなあ、、、構成もあってここでズキッときました。
背景に何があるのか具体的な言及を避けつつ、ミルクティーというモチーフでうっすらと浮かび上がらせるこの感じ、とても好きな作風です。よかったです。
12ad54312ad543
2017/12/31
ミルクティーというモチーフと絡めた背景。
はっきり言わないとこが素敵だとおもいましたー!
年末にふさわしいじんわりした作品ありがとうございます。
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録