久しぶりの家族団欒
町の静けさ よもや初雪
色の褪せた父の笑顔を
やさしく撫でた 母の指先
十年前の雨の夜から 母のなかで父は生きてる
十年経って雨がやんでも 父のためにお茶をたててる
表の灯りは点けておきましょう
迷わずに「ただいま」を言えるように
表の灯りは点けておきましょう
二人して迎えましょう
明り取りの窓が曇った
煮たつ鍋には父の好物
おろしたての箸をならべて
ほころびかけた 母の唇
十年前の雨の夜には 屋根を頬を床を濡らした
十年経って傘はなくても 雨をよけるすべを学んだ
夜更けも灯りは点けておきましょう
はぐれても「おかえり」を言えるように
夜更けも灯りは点けておきましょう
三人で過ごしましょう
十年前の雨の夜から 母のなかで父は生きてる
十年経って背中丸めて 母が父の歳を迎える
朝まで灯りは点けておきましょう
悲しみに「さよなら」を言えるように
朝まで灯りは点けておきましょう
想い出を語りましょう
町の静けさ よもや初雪
色の褪せた父の笑顔を
やさしく撫でた 母の指先
十年前の雨の夜から 母のなかで父は生きてる
十年経って雨がやんでも 父のためにお茶をたててる
表の灯りは点けておきましょう
迷わずに「ただいま」を言えるように
表の灯りは点けておきましょう
二人して迎えましょう
明り取りの窓が曇った
煮たつ鍋には父の好物
おろしたての箸をならべて
ほころびかけた 母の唇
十年前の雨の夜には 屋根を頬を床を濡らした
十年経って傘はなくても 雨をよけるすべを学んだ
夜更けも灯りは点けておきましょう
はぐれても「おかえり」を言えるように
夜更けも灯りは点けておきましょう
三人で過ごしましょう
十年前の雨の夜から 母のなかで父は生きてる
十年経って背中丸めて 母が父の歳を迎える
朝まで灯りは点けておきましょう
悲しみに「さよなら」を言えるように
朝まで灯りは点けておきましょう
想い出を語りましょう
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