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憧れた街での暮らしで聴こえた音色は、ひどく寂しいものでした
kinoko0929 投稿 - 2017/12/04 更新 - 2018/09/14 2 Comments 2261 Views
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moonlightyumemigati3
ひとことも話さずに日付が変わる
“ダイジョウブ” 
ひび割れた爪の先で
自分あてに送ったメール

閉店が近づいてグラスを空ける
“イカナクチャ”
人波の流れ追えば
夜に迷い途方にくれる

はじかれる街角 せかされる信号
ひとりぽっちの音がする
ああ こんなにもたくさんの人がいるのに
私には誰ひとり呼びかける声も ない

髪型や服装を真似してみても
“ニアワナイ”
この街にとけこめずに
足を止めた故郷の訛り

走り去る終電 聞き返す留守電
ひとりぽっちの音がする
ああ 降り出した雨の中ふるえていても
私には誰ひとりさしかける傘も ない

はじかれる街角 せかされる信号
ひとりぽっちの音がする
ああ こんなにもたくさんの人がいるのに
私には誰ひとり呼びかける声も ない
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2 Comments

yumemigati3yumemigati3
2017/12/04
相変わらず、寂しいと言わずに孤独を表現するのがうまいですね。
ホントに寂しいったら!(笑)

ひとりぼっちの音。今回のキラーフレーズですね!
kinoko0929kinoko0929
2017/12/07
さくさん、コメントありがとうございます。
結局、ひとりぽっちの音ってなんなんだ!?
って感じですよね。
でも、それはその人の耳にだけ響く音として書きました。
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