手のひらで咲いた
白い花が溶けて
残った雫が涙のようだった
さよならと言えば
またねと返す癖は
いつまでも直らないままだった
そのままでいいから
他に何もいらないから
せめて気付いてほしかった
合わなかった歩幅
離れていく距離
追いかけた 私のこと
ねぇ
どうすればよかったのかな
真面目に向き合えないかな
もういっそ泣いてしまえたら
あなたは 気付いてくれた?
私たち もう どこにもいないの
並んで歩いた
平行線が続いて
残った足跡が夢のようだった
瞼を閉じれば
そんなふたりが
いつまでも思い浮かぶようだった
このままでいいから
他に何もいらないから
せめて言わないでほしかった
またねって返してよ
さよならなんて
言わないで いいだろう
あぁ
どうしたらよかったのかな
笑い話にできやしないかな
今にも泣きそうな顔してたから
たわいない話を美化して
もう少し ここに いてくれないかな
白い花は次第に積もっていく
溶けることなく ただ白い塊になる
乱反射して見えなくなっていく
大事なことばかり ここに残ってる
春を待ってる
平行線は徐々に乱されていく
夢の終わりは いつもの分かれ道で
わかってた これが夢だってことくらい
気付いていたんだ またねって返す
君を待ってる
5 Comments
2017/11/27
とつとつとつむがれる独白のような雰囲気も好きです。
2017/11/29
コメントとgoodありがとうございます。
遅くなりました!
初?挑戦でしたので所々まだまだですが、色々挑戦してみたいなーと思います。
いつもありがとうございます。
2017/12/02
切ない!!!です。
「大事なことばかり ここに残っている」
このフレーズにグッときました。
このフレーズと雪の相性がとっても良いと思いました。
mizuさんにもこのような時があったのでしょうか?
2017/12/03
goodありがとうございます!
嬉しいです。
2017/12/03
Sakさん
コメントありがとうございます。
フレーズ褒めていただきありがとうございます。
冬は切ない感じ出ちゃいますね。
これも想像です笑