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時に当たり折れる
木の湊
休まる処倒れて
山雀も軒翔ける
繁吹く浪の下に
打ち溶ける
求めた処崩れて
新しく浪を立て
拓く
誰に色を託し
託されて
砂に埋もれ
馴染む涼風 とうに掠めた
小さな 枝の落ち葉ほど
声もなく
短い 夜の明け色を
待っている
座りこんだ
影の 手をふさぐ
星音
天地の橋間越えてなお 光遠く
歪んだ群れも夢焦がす
待ち濡れた袖のゆかしき 渡る川面覗く
忘れて 見えて また暮れる
霞んで
まだどこかに
思い戻る 森
なんにも 変わることのなく
ただひとり
触れあう 沈み濁り発つ
霧の奥
ひとつひとつ
増えて 招かれる
星音 誰のもと
産まれて声になるのか
どこまでも
青葉 闇を生み
ちらちらとそよぐ
仄か 希う
いつまでも
聞こえ 呼んでいる
星音
語らいの言葉無くすほど 光届く
膨らむこころ夢を為す
張りつめた糸の如くに 昇るもの見送る
凍えて 揺れて 消えてゆく
霞んで いる
木の湊
休まる処倒れて
山雀も軒翔ける
繁吹く浪の下に
打ち溶ける
求めた処崩れて
新しく浪を立て
拓く
誰に色を託し
託されて
砂に埋もれ
馴染む涼風 とうに掠めた
小さな 枝の落ち葉ほど
声もなく
短い 夜の明け色を
待っている
座りこんだ
影の 手をふさぐ
星音
天地の橋間越えてなお 光遠く
歪んだ群れも夢焦がす
待ち濡れた袖のゆかしき 渡る川面覗く
忘れて 見えて また暮れる
霞んで
まだどこかに
思い戻る 森
なんにも 変わることのなく
ただひとり
触れあう 沈み濁り発つ
霧の奥
ひとつひとつ
増えて 招かれる
星音 誰のもと
産まれて声になるのか
どこまでも
青葉 闇を生み
ちらちらとそよぐ
仄か 希う
いつまでも
聞こえ 呼んでいる
星音
語らいの言葉無くすほど 光届く
膨らむこころ夢を為す
張りつめた糸の如くに 昇るもの見送る
凍えて 揺れて 消えてゆく
霞んで いる
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