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別れはスパッとしてたほうが楽ですよね
sakusikatarou 投稿 - 2017/11/17 更新 - 2017/11/17 0 Comments 388 Views
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明けない夜なんかないと 君は朝に嘘をついた
やけに丁寧に書かれた紙と 君が持ってる赤いクレヨン
悲しい顔した猫のお面を重ね合わせてる
そんな風に君がみえた 僕の目は腐っていた

目が覚めて辺りは暗くて どうやら寝すぎたらしい
時計はすでに19時と少し 脳がいまだにだだをこねる
泣いてる君に笑ってほしいと 僕は夜に嘘をついた
いなくなる準備は万端らしい無口な君

さよならって言ってほしくて でも言ってほしいって言えないのは
僕がこんなんで君が覚悟を決めたからで
ごめんねって言いたくて でも歳だけが大人なぼくだから
君が悲しそうにしてる意味を分からないふりした

恋はあまりにも簡単すぎて 愛はあまりにも困難すぎて
それが僕らふたりを苦しめていると知っているのに
君を忘れることなどないと ぼくはさらに嘘をついた
君以外愛することはないと トッピングまで添えて

ぼくとの日々は幸せだったと 私も忘れたくないと
あとは靴を履くだけのくせに 君もやはり嘘つきだ
嘘に嘘を塗りたくる僕ら 後戻りなどもうできない
あとは笑顔で手を振るだけ そう後は手を振るだけ

さよならって言いたくて でも代わりに涙がでるのは
ふたりが当たり前で一人が寂しすぎるから
君も僕と同じで じゃあなんでさよならするんだろうね
きっとお互いに答えを知らないままで

さよならって君が言った さよならって僕も言った
あとは時が忘れさせてくれるのを待つだけさ
ごめんねって君が言った ありがとうって僕は言った
最後の最後まで僕らの言葉は嘘だった
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