僕はずっと雨の中
君のことを待っていた
僕はずっと傘の中
君のことを考えてた
雨粒はひとつふたつと増えていくばかりで
何一つ満たされはしないまま
そうか
気付いてしまった わかってしまった
どれもなかったことにしたいのに
時間は
止まらなかった そんなのわかってた
傘の中でさえ雨模様
僕はずっと夜の中
君の痕を探していた
それはずっと僕の中
変わらずにまだ残ってた
何の変哲も無い日々にひとつ星が降ってきた
祈るような願い事 空へ消えた
そうか
気付いてしまった わかってしまった
どれも壊してしまいたいことに
時間は
過ぎ去るのに 残ってもいるから
未だに僕はあの傘の中
君はずっと雨の中
君はずっと傘の中
何を考えていたの?
何を欲しがっていたの?
雨音はひとつふたつ激しくなるばかりで
もう何も聞こえなくなって
そうか
気付いてしまった わかってしまった
君はもう此処にはいないことに
時間は
戻らなかった そんなのわかってた
今宵も雨模様 星も降らないもの
4 Comments
2017/11/14
タイトルのせいですかね。
雨が背景にあるのに、とても静かな雰囲気作りがとても上手いと思いました。
2017/11/17
コメントとgoodありがとうございます!
最近バタバタしてまして遅くなりました…汗
まさにそのとおりで、最初英語詞に挑戦しようかと検討したのですが、私の英語レベルでは無理かなと諦めました笑
雰囲気感じてくださりありがとうございます!
2017/11/18
私自身も、傘をさしていると、その中だけ自分だけの世界と言いますか、
一人きりになれたような気分がしたことがあって。
この主人公さんの気持ちがすこしわかる気がしました。
mizuさんもこの主人公のような思いをしたことがあるんですか?
2017/11/21
こんにちは。
コメントありがとうございます。
自分も似たような感覚になったことありますけど不思議ですよね。
これは妄想ですね笑
架空のふたりです。